TOEFL iBT home special edition を受験しました。
通常のTOEFL iBTは受験者が一か所に集まりコンピューターで受験する、というものなのですが今年は当然コロナの影響で軒並み中止となりました。
しかし留学や大学の試験等でTOEFL iBTを受験しなければならない人は世界中にいるので、今年は特別に家で受験することができるTOEFL iBT home special editionが通常のTOEFLiBTの代わりとなっています。
そんなTOEFL iBT home special editionを受験してみたのでその記録を残しておきます。
1.必要なもの
・ホワイトボードとペンor透明ファイルに白い紙を挟んだものとペン
・パスポート、英語の免許証など顔写真が載っているID
・スピーカー、マイク、カメラ(ほとんどのノートパソコンの場合は必要なし)
イヤフォン、ヘッドフォンは使用不可
・鏡
2.受験の流れ
受験時間になるまではProctorUでカウントダウンが表示され、時間になると受験開始ボタンが現れるのでクリックして開始することができます。
何度かcontinueをクリックした後、自分の顔写真とパスポートをカメラで撮ります。
そのままcontinueをクリックしていくとProctorとのチャット画面をダウンロードをすることになるのでそのままダウンロードすると、チャット画面が現れProctorとの会話が始まります。
実際のチャットの内容はこんな感じがでした。
Proctor 「(チャットで)Hi, I'm 〇〇. (規約が表示される)Do you understand?」
私「(チャットで)Yes,I understood.」
Proctor「(部屋見せてや).」
なんて言ってるのか分かりませんでしたが辛うじてroomという単語が聞こえたので、それに従い部屋を360度上下までカメラに写します。ウェブカメラだったら動かしやすかったのだと思いますが、ノートパソコンで受験したのでパソコンごと360度動かす羽目になりました。
特に何も言われませんでしたが、受験前にパソコン周りにホワイトボード、パスポート等以外の物は置かず、カーテンも全て閉めて起きました。一応机にあったTOEFLの問題集は遠くの本棚に移しておきました。
また、スマホは画面内のカメラに写る場所、つまり自分の後ろに置かなければなりません。
その後、再びチャットに戻ります。
Proctor「Can I use your mouse?」
私「Yes.」
ここからはProctorが遠隔でマウスを操作してパスワードやIDを勝手に入れて、リーディング開始直前の画面まで進めてくれます。
どのタイミングで聞かれたか忘れてしまいましたが、耳に何か入っていないか、メガネに細工がないか、手首に何かついていないかをカメラを通して見られます。徹底してますね。
ホワイトボードの裏表を入念に調べられたり、カメラ自体を鏡で写してカメラ周辺や画面に不自然なものがないかも調べるよう指示されます。
3.試験の流れ
Proctorがリーディングの直前の画面まで操作すると、チャットでGood luck!と書き込まれ、そこから試験が始まります。
去年から全体的に改訂されて短くなりましたが、私の場合は72分でリーディング4問、リスニングは5問でした。人によって変わるみたいですね。
あとは通常通り進み、リスニング後に休憩時間10分を与えられます。この時間は部屋から出てトイレに行っても大丈夫です。
ただ、10分後にI can start. とかチャットで言わないとただ待っていても始まらないので注意です。
私はいつまで待っても始まらないのでマイクに向かってHello!とか言ってても始まらないのでので5分ぐらい無駄にしました。
Proctorがスピーキングを始める画面まで進め、そこからは自分でスピーキング、ライティングを連続で解きます。
終わったらproctorがチャットでもう終わり〜的なことを言うので、チャットを切断して終了です。
ちょうど1週間ほどでETSのサイトでスコアを見ることができます。
試験の始めにパソコンのカメラで撮られた顔写真がスコアシートに載るのですが、パソコンで取られ慣れていないせいか画面の体が右よりで、虚空を見つめていました。
公式なところに提出する場合は気をつけた方がいいかもしれないです。
こんな感じの顔写真
紙媒体で届いたのは受験日から1ヶ月と2週間後でした。
もうTOEFLを受験することはないと思いますが、通常の会場受験では他の人の話が聞こえたり周りに人がいて集中できなかったりということがあるらしいので、自宅でゆっくり受験できてよかったです。
これからTOEFL iBT home special editionを受験する方はがんばってください〜