※この記事は遅刻を幇助しているわけではありません。
外出自粛期間ですが、私はもともとおうちが大好きなので、むしろニートが推奨される良い世の中になったなあと思います。ユニゾンエアーにはまっています。Masterフルコンまであと2曲です。
先日親戚一同が集まる機会があり、その中でどんな人と結婚したいかという話になりました。自分は敬語を使うのが面倒くさいので、同い年か年下がいいんですよね。
ふと思い返してみると、昔から年上の方に好かれたことがありません。
高校の部活は吹奏楽部で、土日は朝9時から練習がありました。
ある土曜日、普段は遅刻なんてしないのですがその日はバスの遅延かなんかで5分ほど遅刻して参加しました。高校2年生の時だったので3年生の先輩共が部活を牛耳っていたわけですが、ミーティング的なものが終わり練習しようかと廊下を歩いているときに、当時の部長と私のパートのパートリーダーが私の素行について話しているのが聞こえました。内容はこんな感じ。
部長「さすがに注意したほうがいいよ」
パートリーダー「遅刻は良くないよね」
なんで当事者に聞こえるように言うんでしょうね。喧嘩でもお売りになっていたのでしょうか。当時はまだ消費税8%の時代です。今よりは気軽に買っていたというのに。
これではまだ誰のことを言っているのかわかりませんが、数分後、練習中の私のもとにパートリーダーがやってきて、
「遅刻するときは理由を連絡してね」
とお話しになられましたので、やはり私のことだったと確信いたしまして候。
そこで私は心に何かが引っかかったのを感じました。
遅刻に理由が必要か?
遅刻は、遅刻したという事実があるだけでその原因でどうにかなるものではないと思うのです。
ここで問題!
Q.母親が倒れて介抱していて遅刻、寝坊して遅刻、どちらが善いか。
〜シンキング・タイム!♪〜
・母親が倒れたのは構想外の出来事であり遅刻は免れないから前者が善い
・寝坊は努力次第で避けられる、故に後者は悪く、前者が善い
人によって様々な答えがあるのでしょう。
少しずるい答えになりますが、私の答えは
「善悪で考えることに意味はない」
です。
遅刻は、当然「遅刻」した、ということであり、その原因がなんであるかによって遅刻が避けられるわけではありません。
遅刻した後に理由を話せば遅刻しなかったことになるのでしょうか。それならば社会は今頃嘘つきばかりでしょう。
もちろん遅刻したことを反省してそれを今後に活かす(早いバスに乗る、など(しなかったが))ことは大事ですが、これは自分だけで完結するものであり、他人が遅刻した原因を知ったところで何が変わるのか、わかりませんでした。
恐らくその先輩は、部長に理由を聞くように言われたのでしょうが、その理由を知ってどうするのかを部長に聞けなかったことが心残りではあります。
どなたか、遅刻した原因を正直に話すことと引き換えに、過去を変えられる魔法使いの方、いらっしゃいませんでしょうか。暁には、私の先輩方が喜びます。
P.S.この記事を書いていて分かりましたが、こんな捻くれた考え方をするから先輩らから嫌われるのでしょうね。あまり口外しない方が良さそうです。