dadadiary

吹奏楽、旅行が好き。

深海魚はおいしいらしい

深海魚は一般的には水深200m以上に生息しているお魚さんたちを指しますが、海の平均水深は3800mなので割と多そう、なんて思いましたがそんなことないようです。そもそも深海では太陽の光が届きにくいほか、高水圧、低水温、低酸素濃度、えさ不足など、独自の身体構造をもっていなければ生きていけません。

 

普通のお魚さんは体内のタンパク質、骨格の比重が海水よりも大きいのですが、消費エネルギーを小さくするために遊泳ではなく浮力だけで体を安定させないといけないので、骨、軟骨、筋肉などの比重を少なくしてかわりに比較的軽めの水分や脂肪分を多く含ませているようです。

だから深海魚ってなんかホネホネで肉がないイメージがありますよね。食べたことはありませんが、深海魚のアブラソコムツはとてつもなくおいしいらしいですが油脂成分がワックスエステルなのでもちろん有害であり、たくさん食べるとお尻から油が出てくるそうです。

食品衛生法では2きれ以上食べてはいけないとされているらしいです。

 

また、水深500m以上の深海魚の9割は発光機能を持っており、発光バクテリアで発光するものや自分で発光基質をつくって光っているものもいるようです。ただし深海にとどく光は波長の関係で緑や青に限られるため、赤色に光っていたとしても目立ちません。深海から海面方向を見るとわずかな光の中で魚が影になって見えるため、カウンターイルミネーションといって、腹下を青、緑で光らせることで影をつくらない魚もいるそうです。賢いですね。

 

深海ではえさの魚に出くわすことも少ないので、いざえさを捕らえたときに長時間貯蔵する用に体の何倍も膨らむ胃をもっています。ヨロイダラという深海魚はエネルギー貯蔵に重要な肝臓に豊富な脂質、グリコーゲンをもっているため約180日は何も食べなくても生きられるようです。

 

おわり

p.s. 生魚は大丈夫ですが生の鶏肉は食中毒を起こします